富山の店舗内装工事、契約からオープンまでの6工程
「工事って結局、何から始まって何日でどこまで進むんですか」。富山で飲食店の新規出店を控えたオーナー様から、契約直後によく聞かれる質問です。工程が見えないまま任せきりにしていると、オープン日の直前になって「まだ厨房機器が入っていない」と慌てることになりかねません。ここでは契約からオープンまでの流れを、実際につまずきやすい箇所も含めて6つの工程で説明します。
契約からオープンまでの6工程
1. 現地調査・設計
まず現地調査を行い、図面と実際の建物の状態にずれがないかを確認します。そのあとに設計図面を作成し、見積もりを確定させます。この段階でレイアウトの大枠が決まるので、厨房の配置やお客様の動線について要望があれば、できるだけ早く伝えておくと後々の変更が少なくなります。
2. 保健所・消防への事前相談
図面が固まった段階で、保健所への飲食店営業許可の事前相談や、消防への届出書類の準備を並行して始めます。ここを着工後に回してしまうと、内装が仕上がってから手直しが発生することがあります。排煙設備や避難経路の基準は業態によって細かく決まっていて、後から図面を直すのが一番時間のロスになります。
3. 解体工事
着工後まず行うのが解体工事です。壁や天井を開けてみて初めて、以前の配管が図面と違う場所にあった、というようなことが分かる場合があります。既存の設備をどこまで撤去するかで、この後の設備工事の内容が変わってきます。
4. 設備工事(電気・給排水・空調)
解体が終わると、電気・給排水・空調の設備工事に入ります。この段階の工事は壁の中に隠れてしまうため、写真での記録をきちんと残してもらえるかを事前に確認しておくと、将来の修繕時に役立ちます。
5. 内装仕上げ・厨房機器や什器の搬入
設備工事のあとは、床・壁・天井の仕上げ工事、そして厨房機器や客席の什器の搬入・設置と続きます。この段階で店の雰囲気が一気に見えてくるので、オーナー様の気持ちが一番盛り上がる時期でもあります。
6. 完了検査・引き渡し
最後に保健所や消防による完了検査があり、指摘事項があればその場で是正して合格をもらいます。検査に合格して初めて引き渡しとなり、オープン準備に入れます。全部を一気に終わらせようとせず、検査に余裕を持たせた工程を組んでおくことをおすすめします。
工程で特につまずきやすいポイント
一番多いのは、3の解体工事で床下や天井裏の状態が図面と違っていたケースです。特に築年数の古いテナントでは、過去の改装で配管がそのまま埋められていることがあり、想定していた工期より数日延びることがあります。契約前の現地調査で、可能な範囲で床下や天井裏の状態も確認しておくと、こうしたずれを減らせます。
もう一つは、2の保健所・消防への事前相談を後回しにしてしまうケースです。内装がほぼ仕上がった段階で「この壁の位置だと避難経路の基準に合わない」と指摘されると、せっかく作った内装を壊してやり直すことになります。正直、この手戻りが工期遅延の中でも一番痛手が大きいので、事前相談だけは絶対に飛ばさないでください。
4の設備工事でも、実はつまずきやすい場面があります。厨房機器を導入予定のメーカーやモデルが決まっていないまま設備工事を進めると、実際に機器が届いたときに給排水の位置や電源容量が合わない、ということが起こり得ます。厨房機器は着工前、遅くとも設備工事が始まる前までにメーカーとモデルを確定させておくことをおすすめします。
解体前の床下・天井裏の状態、保健所・消防への事前相談の完了時期、厨房機器のメーカー確定時期。この3つを着工前に押さえておくだけで、手戻りの多くは防げるというのが実感です。
工程の途中で「これは想定内なのか、追加費用なのか」が分からず不安になったら、遠慮なく確認してください。判断だけの相談も受け付けています。
無料相談・お見積もりはこちら富山で店舗内装を進めるときに気をつけたいこと
富山は冬場の積雪があるため、資材の搬入日程が天候に左右されやすい地域です。特に1〜2月に着工する場合は、天候による搬入の遅れをあらかじめ工程に織り込んでおくと、予定が崩れにくくなります。逆に、雪の心配がない時期に着工できるなら、その分工程の余裕を持たせやすくなります。
また、富山県内は保健所・消防の管轄が市町村ごとに分かれているため、窓口によって書類の書式や相談の進め方が微妙に異なることがあります。地元での手続き経験がある会社に任せると、この部分の手戻りを減らせます。
加えて、地元の解体・設備業者との連携も工期に影響します。繁忙期は職人の手配が重なりやすく、県外の会社に一括で依頼すると、地元業者との日程調整に余計な時間がかかることがあります。地域に根ざした施工体制を持つ会社かどうかも、工期を左右する見えにくいポイントです。
工期を延ばさないためにできること
工期が延びる原因のほとんどは、実は工事そのものではなく「決めごとの遅れ」です。仕上げ材の色やロゴの位置など、オーナー様側で決めていただく項目が滞ると、そこで工程全体が止まります。全部を一度に決めようとしなくていいので、決めるタイミングだけは事前にすり合わせておくと安心です。
もう一つ意識しておきたいのが、工程表を「もらって終わり」にしないことです。週に一度でいいので、今どの工程にいて、次に何を決める必要があるのかを担当者と確認する時間を作ると、決めごとの遅れにすぐ気づけます。工程表は張り出して終わりではなく、都度確認するためのものだと考えてください。
店舗をどこに、どの規模で改装するかという初期の判断については、別記事の富山の店舗改装、費用相場と見積書で見る3つの数字で費用の面から詳しくまとめています。工程と費用は連動して動くので、あわせて確認しておくと計画が立てやすくなります。
石川組グループとして設計から施工、竣工後の運用サポートまで一貫して担当できる体制があるので、工程管理や書類手続きも含めてお任せいただけます。サービスの詳細はサービス概要ページをご覧ください。
よくある質問
内装工事中、店舗の家賃は発生し続けますか?
はい、多くの場合は契約時点から家賃が発生します。工期が延びるほど無駄な家賃が積み上がるため、工程表を事前に共有してもらい、遅延しやすい工程がどこかを把握しておくことが大切です。
設計と施工を別の会社に頼んだ方がいいですか?
第三者の目でチェックできる利点はありますが、設計側と施工側の連携ミスによる手戻りが起きやすいのも事実です。工期を優先するなら、設計から施工まで一貫して対応できる会社に任せる方がスムーズなケースが多いです。
オープン日はいつ決めればいいですか?
着工前、工程表がある程度固まった段階で仮決めし、保健所の検査結果が出てから正式に確定するのが安全です。検査で指摘が入ると数日〜1週間ほどずれ込むことがあるためです。
工程のどこが自分の店に当てはまるのか分からない、という段階でも大丈夫です。まずは現状をお聞かせください。
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